こんにちは。
新築に入ってまずやってほしい儀式が「シールはがし」です。
実はいろんなところにメーカーの貼っているシールがあるんですよ。
その「シールはがし」はどこまでやっていいのでしょうか? そもそも注意書きシールははがしていいのでしょうか?
答えは「はがしてOK」です。シールの記録さえ残せばほとんど全部はがしてかまいません。
1か月ほど経ってしまうと、目がなれてしまい、気になくなります。目がなれる前にシールをはがしましょう。
本記事では新居のシールはがしのやり方や、シールが貼られている場所、本当にはがしてもいいのか?について紹介します。
もくじ
入居してすぐ「シールをはがす」とは?
そもそも、シールをはがすとはどういう意味でしょうか?
たとえば例として給気口を見てください。こちらは入居したままの状態の給気口です。
底の部分にシールがいっぱい貼られているのが見えますよね?
このシールを取った状態がこちらの画像になります。
どうでしょうか? すごくスッキリしました。
このようなシールが、新居にはいたるところに貼られているのです。
そこで新居に移って1か月以内にはシールをはがす作業をやってしまいましょう。
でないと、シールが貼られているのに見慣れてしまい、当たり前になるからです。
シールのはがし方
では具体的にどうやってシールをはがせばいいでしょうか?
わたしがやった3種類の方法を紹介します。
シンナーではがす
使う前に目立たないところで試し、変色しないかの確認を忘れずに!
まず紹介するのが、シンナーでシールをはがす方法です。
わたしはホームセンターで普通の「ペイントうすめ液」を購入し使いました。
ティッシュにシンナーを含ませ、シールをすりすりするとこのとおり。
窓枠のシールをはがすときや、電気機器に貼ってあるシールをはがすときはシンナーがてっとりばやいです。
ちなみに「雷神」というシールはがしがネットショップでは人気ですよ。
温めてはがす
シールをはがす2つ目の方法は、温めることです。
コンセントの近くの場所ならドライヤーでブオーンと温めてはがす。
ドライヤーのコードが届かない場所ならタオルを熱湯でアツアツにして、それを当ててはがしました。
たとえば木でできていてシンナーを使いたくない場所のシールは、この方法ではがしましょう。
セロテープでペタペタしてはがす
最後に紹介するシールのはがし方は、セロテープでペタペタする方法です。
面倒なのであまり使わないですが……。
シールが貼られている場所
では、どのような場所にシールが貼られているのでしょうか?
よく見かける場所を中心に紹介します。
ドア・引き戸・建具のシールはがし
シールが貼られている場所として最初に紹介するのは、ドア、引き戸、建具です。
たとえば、こちらは玄関ドアに貼られたシール。
うわぁ……せっかくの木目調のおしゃれな玄関ドアが台無し……。
わたしは、手始めにこのシールをやっつけ、シールはがし大会の「のろし」をあげました!
ドアの表面ではなく、次の画像のように閉じると隠れる部分にシールが貼られていることが多いので、よく確認してください。
ポイントなのは、建具(ちょうつがいの真下)にもシールが貼られていること。お見逃しなく。
浴室の折りたたみ式ドアにもいっぱい貼られています。
勝手口のドアなどにある「ドアクローザー(ドアチェック)」の部分にもシールがありました。
窓・網戸のシールはがし
次にシールを確認してほしいのは窓と網戸です。
ガラス部分にはこういうシールが貼られているのではないでしょうか?
これはかなり目立つので必ずはがしましょう。かっこ悪すぎます!
もちろん、サッシ(窓枠)にも貼られていますよ。
サッシに貼られているシールは、粘着力が非常に強いためシンナーではがしましょう。
シールのネバネバがけっこうしつこいです……。
窓枠の側面に貼られていることもありますよ。
次の画像は、西洋式の「上げ下げ窓」のサッシ上部です。
このシールはあまり目立たないかもしれませんが、イヤなのではがしました。
あと、網戸にもしっかりとシールが貼ってあるのでお忘れなく。
こんな感じで家中の窓ガラス、窓枠、網戸にあるすべてのシールをはがしました。
厳密には、吹き抜けの上方にある窓のシールははがせませんでしたが……(後述しています)。
排気口・給気口のシールはがし
そして、排気口や給気口にもシールが必ず貼られているので、はがしましょう。
こちらはキッチンの換気扇カバー(レンジフード)にあるシールです。
これは目立ちすぎ!!
次のような、メーカーのロゴもはがします。
換気扇(排気口)だけではなく、次の画像のような空気を家に入れる「給気口」にもシールは貼られています。
ぜひはがしましょう。
パナソニックのこのタイプの給気口は、つまみを左にすると「閉まる」で、右にすると「開く」だな……ぶつぶつ(←シールをはがしてわからなくなるので自分用のメモ)。
水回りのシールはがし(お風呂・キッチン)
さて、次にシールをはがしてほしいのは、お風呂やキッチンなどの水回りです。
水回りにもシールがいっぱい貼られていますよー。
まずは蛇口。
お風呂の水栓にもこんな大きなシールが。
こんなに目立つ大きなシールでも1か月ぐらい経つと「景色」になってしまうんですよね……。
シンクにもこんなシールが貼られていました。
もちろん、バスタブにもシールは貼られています。
ミラーのシールはがし
次にシールをはがしてほしい場所は「ミラー」です。
洗面所やトイレのミラーにはこんなシールが貼られているはず。
ミラーが開くようになっている場合、内側にもシールがあるので、これもはがしましょう。
え? 気にならないですか?(笑)
気にならない場合は、無理してはがす必要はもちろんありません。
ライトのシールはがし
次のシールはがし場所は、ライトです。
「ライトにシールなんてあるの?」って思われるかもしれませんね。
あるんですよ。たとえば玄関のライトにはこんなシールが。
お風呂のライトにはこんな小さなシール。
目立たないので気にするほどではないですが、ダウンライトにもシールがあります。
これは大変ですが、はがすと下の写真のようになって気持ちいいですよ。
電化製品のシールはがし
ここまでは新居にあるシールをはがしてきましたが、せっかくなのでこの機会に電化製品のシールもはがしてしまいましょう。
電子レンジや洗濯機などの上にはこんなに大きなシールが貼られていることに気づいていましたか?
実はこの電子レンジ、新居に引っ越してきたときに2年目以上経っていましたが、このシールには気づいていませんでした。
こんなに目立つのに……。
ということでシンナーを使ってはがしたのがこちらの写真!
ただし、レンジや洗濯機の「注意書きシール」は重要なことも書かれているし情報量が多いので、目立たない側面に貼ることにしました。
こちらは洗濯機の注意書きシールを側面に移動した写真です。
そして、エアコンにもこんなふうにシールが貼られています。
エアコンのシールをはがした状態がこちら。
見比べてみると違いがわかりますよね。
なお、電子機器を売る可能性がある場合はシールを貼ったままのほうがいいです。
家の中のシールをはがしてもいいの?
そもそもですが、家の中にあるシールをはがしてもいいのでしょうか?
基本的には問題ありません。なぜなら、シールが貼られていること自体には意味がないから。
「シールに書かれていること」が大切なので、それを保存しておいていつでも見られるような状態なら問題ないのです。
シールの写真を保存しておく
シールをはがすときには、シールを保存、もしくは写真を保存しておきましょう。
わたしはスマホのメモ帳にシールのあった場所を書き、そこにシールの写真を添付しています。
シールには大切な情報が書かれている場合がほとんどなので、写真に撮って保管しておけばOK。
シール自体に価値があるわけではないので、捨てても問題ありません。
シールになにが書かれている?
では、シールになにが書かれているのでしょうか。
多くの場合は次のどちらかです。
まず1つ目が品番です。この商品は「AB-10002-C」のような感じですね。
品番がわかれば、故障などでメーカーに連絡するときに、対応がスムーズになります。
もう1つの「注意書き」というのは、電子レンジなどに書かれている「〇〇をすると危険」や「エラー5:フタが開いている」のようなものです。
こういう情報はネットで検索しても出ますが、すぐに確認できたほうが便利なので、目立たない箇所に貼り替えるのがオススメです。
【失敗談】シールをはがせなかった場所
実はわたしにはシールはがしの失敗談があります。
それはシールがはがせない場所が3箇所あること。
吹き抜けにあるガラスと、吹き抜けのファン、そして階段のダウンライトに貼ってあるシールです。
こちらのように吹き抜けの窓のシールは届きません……。
これは盲点でした……。もちろん長いはしごがあればはがせますが、持っていませんし、持っていても危険です。
吹き抜けのファンに貼ってあるシールも、2階からよく見えるので気になります。
そして、階段の上のダウンライトのシール。
これらのシールのことをあらかじめ知っていれば、大工さんが取り付ける前にはがさせてもらえていたと思います。
これから建てられるなら、「完成後にシールをはがせない場所はないか?」を考えて、先に対策しましょう。
わたしの屍を越えて行ってください……ううっ。
【おまけ】便器のフタの内側にもシールを発見!……と思いましたが、これはシールではなく印字されていました。
シンナーで消せる気はしますが、まだやっていません。やるべきか、悩みどころです。
まとめ
今回紹介した新居のシールはがしですが、もちろん、新居じゃなくてもやるのをオススメです。
長年住んでいる家でも「こんなところにシールがあったの、気づかなかった!」と思うことがあるはず。
ぜひ、景観を悪くするシールを退治してください。
先述したようにシールの保管もお忘れなく!
ご感想もお待ちしております
もし記事を読んで「よかったよ!」のように思っていただけたらぜひ、お問い合わせページからご感想が聞けるとうれしいです。
ブログ運営のはげみになりますので。
あと、わたしが答えられるレベルの内容なら質問にもお答えします!
新築を考えているとき、だれかに相談したいと思うので、お力になればうれしいです。