【事例】KMEW アートウォール仕上げ(ベルアート)はサイディングが嫌な人にオススメ

こんにちは。

家の外壁をどうするか? と考えたとき、おそらく「どんな色・模様にするか?」が頭に浮かぶでしょう。

でもそれ以前に「外壁」を塗り仕上げにするかどうかも、ぜひご検討ください。

日本の住宅では「窯業サイディング」が70%以上だそうですが、ほかの選択肢として塗り壁もあるので。

ただし塗り壁はお値段が高いので、オススメするのが「KMEWケイミューアートウォール仕上げ」です。

実際に施工のときに撮った写真をたっぷり載せてあるので、「KMEWアートウォール仕上げ」をするかどうか迷っている人はぜひ事例としてご参考に。

結論から言うと大満足ですよ!

「KMEWアートウォール仕上げ」とは?

そもそも「KMEWアートウォール仕上げ」とはなんでしょうか?

簡単に言うと、サイディングボードの上から塗装をし、塗り壁のような仕上げの外壁施工です。

そのため、サイディングの微妙なところである「ボードとボードの継ぎ目」がわからなくなるのが最大のメリット!

次のように、下地はサイディングボードである専用ベース板(セラディール)が入っています。

このグレーの壁が専用ベース板(セラディール)で、この上から塗装するというわけです。

こちらの写真をご覧ください。

どう見ても塗り壁ですよね!

我が家の場合は、扇形の模様で仕上げてもらいました(仕上げの模様は30種類ぐらいから選べる)。

もうすこし離れて見た写真はこちらになります。

我が家を北側から見たところ
我が家を北側から見たところ

「KMEWアートウォール仕上げ」のメリット

「KMEWアートウォール仕上げ」のメリットはなんでしょうか?

継ぎ目の目地部分がないので美しい

まずはなんと言っても継ぎ目の目地部分がないので美しいことがメリットでしょう。

我が家で採用した一番の理由はこちらになります。

もし我が家でサイディングを採用していれば、次のように外壁に継ぎ目のライン(目地)が入っていたはずです。

外壁に継ぎ目のラインがある例(合成)
外壁に継ぎ目のラインがある例(合成)

うっすらと合成でラインを外壁に入れていますが、見えますか?

わたしはこれがどうしても我慢できませんでした。

「KMEWアートウォール仕上げ」の土台もサイディングボードなので、本来ならボードとボードの間の隙間ができ、その繋ぎ目にゴム状のものを入れます(シーリング/コーキングと呼ぶ)。

「KMEWアートウォール仕上げ」の場合は、その境目に次のような処理をします。

その上から塗装をするため、継ぎ目がわからなくなりますよ。

公式サイトには「日の当たり方、見る角度によっては盛り上がってみる場合がある」と書かれていますが、うちの場合はまったくわかりません

塗り壁よりも安い

2つ目のメリットは、完全に塗り壁にするよりも安くすむことです。

先述しましたが、下地はあくまでサイディング。

その上から薄く塗装しているので、完全な塗り壁よりもコストを抑えられます。

重さが軽いので家への負担軽減

3つ目のメリットは、完全な塗り壁と比べると重さが半分ぐらいであること。

つまり、家への負担が少ないということになります。

「KMEWアートウォール仕上げ」のデメリット

今度は「KMEWアートウォール仕上げ」のデメリットを見てみましょう。

完全な塗り壁ではない

デメリットとしてまず紹介するのは、完全な塗り壁ではないこと。

そのため、本物の塗り壁にこだわる場合は避けたほうがいいです……が普通の人は見分けがつきません(笑)。

こちらの写真がそうですが、わかりませんよね?

ちなみに、わたしが塗り壁を好きな理由は「見た目」だけなので、まったく気になりません。

表面が凸凹するのでホコリなどがつきやすい

2つ目のデメリットは、凸凹した表面になるため、ホコリやクモの巣がつきやすいことでしょう。

もちろんこれは「KMEWアートウォール仕上げ」だけではなく、塗り壁施工をした場合全般に言えます。

こちらの写真は施工してから2年が経過したものです。

クモの巣がついて、そこに砂ホコリがついたようになっています。

個人的には、こういう汚れも好きなので気になりませんが。

打撃などで削れる可能性がある

3つ目のデメリットは、打撃などで削れる可能性があること。

サイディングのようなボードではないので、たとえばハンマーで殴ってしまった場合、削れるかもしれません。

(サイディングボードなら凹むと思われます)

「KMEWアートウォール仕上げ」の工程を写真で紹介

では、我が家で施工した「KMEWアートウォール仕上げ」の工程を時系列に写真で紹介しましょう。

1つの事例として参考にしてください。

土台(専用ベース板)の施工

まずは土台としては専用ベース板(セラディール)が貼られます。

こちらのグレーの板ですね。

この板が「KMEWアートウォール仕上げ」をする壁全面に貼られます。

近くでボードを見てみるとこちらのようになっています。

あくまで下地なので、不要な「デザイン性」はありません。

専用ベース板(セラディール)について、公式サイトには耐久性、寸法安定性、防火性に優れていると書かれています。

目地の処理

ボードが貼られたら、ボードとボードの目地の処理がされます。

こちらのように専用クロス(網目のもの)を貼っています。

これをすべての目地に施されますよ。

拡大してみましょう。

こうやって平らにしているんですね。

これを家の壁全体にやるので大変です。

我が家には、次の写真のようにアーチ部分もあります。

下塗り

目地の処理が終わったら、下塗りです。

窓など、塗装されてはいけない部分にカバーをして、スプレーのようなもので塗装されます。

表面を近くで見ると次のとおりです。

塗料を吹きかけたようになっていますね。

仕上げの塗り

この下地の上から本番の塗装がされます。

「KMEWアートウォール仕上げ」では、最終の「塗り」をいくつかの種類から選べます。

選べる「塗り」
  1. エスケー化研の「アートヴァンストーン」
  2. エスケー化研の「サンドエレガンテ」
  3. エスケー化研の「ベルアート」
  4. 菊水化学工業の「グラナダ弾性」

我が家の場合は3エスケー化研の「ベルアート(そのなかの『ベルアートセラ』)」にしました。

一般名称としては「アクリル樹脂系多意匠装飾仕上塗材」だそうで、こちらの缶に塗料がはいっているそうです。

これをコテで塗りながら希望の模様にしてくれます。

色も模様もさまざまですが、うちでは、できるかぎり「真っ白」にお願いし、「扇模様」の「プロヴァンス」に決定しました。

扇模様も、パートナーが目立ちすぎるのはイヤだと言ったので、できるだけ弱めにカスタマイズしてもらいました。

わたし個人としては、本当はもっと強めの筆跡(?)がよかったのですが。

まぁ、でもいい感じになったので文句はありません!

……と思っていたら、すこし気になる部分が。

窓の周りに、なぜかラインがあるんですよね。たぶん、あとで消してくれるんだろうと思っていたら、最後まで残っていたので、最終的に塗り直しになった話は後述しています

家全体の様子も見てみましょう。

柱の部分にもこのとおり。

最終的にはこちらのようになりました!!

【参考】年数が経ったらどうなる?

上で紹介した写真は、施工した当初のものです。

年数が経ったらどうなるか気になると思うので、随時写真を追加します。

2年後の様子

2年後に撮影しました。

なにか問題があるところはありません。

ただ、ところどころにクモの巣があり、そのクモの巣にホコリなどがくっついて黒くなっている場所もあります。

ちなみに一度も掃除はしていません。

次の写真のように角の部分は汚れやすいようです。

ただし、この汚れも「味わい」だと思うので、わたしは気になりません。

KMEWアートウォール仕上げ
KMEWアートウォール仕上げ

【注意】窓の周りの仕上がりについて

最後に注意点を紹介します。

それはさきほど紹介した、窓の周りの仕上がりについてです。

実はこちらのようにサッシの周りに変なラインが入ってしまいました。

実はこの仕上がりがデフォルト、つまり普通の仕上がりなんだとか!!

これにはわたしはびっくりしました。

サイディングの目地がイヤだから「KMEWアートウォール仕上げ」にしたのに、「けっきょく変な線がはいっちゃうの?」と愕然と……。

もはや、「KMEWアートウォール仕上げ」にした意味がないと感じたほど。

角の部分にもこんなふうにラインが入っています。

すべての「端っこ」にこういうラインが入っているのです。

でも、削ることもできないし、固まった塗料は溶けない。

もしなんとかするとすれば、全体の塗り直しということになりました。

ということで「塗り直し」をお願いし、満足のいく仕上がりになりました。

次の写真の左側が「ラインのある塗り方」、右側が塗り直ししてもらったものです。

左:ラインがある塗り方・右:ラインのない塗り方
左:ラインがある塗り方・右:ラインのない塗り方

これは好き嫌いが分かれると思いますが、わたしは断然ラインがないのがいいです。

なにも言わなければ左側のような仕上がりになるので、必ずこの記事の写真を見せて確認してください。

左側の仕上がりがイヤな場合は、絶対に前もって伝えておきましょう

ということで、塗り直してもらったものがこちらになります。

このように、窓の周りにも変なラインはありません!

まとめ

本記事ではネット上にはあまり情報のない「KMEWアートウォール仕上げ」について、実際の写真を見せながら紹介しました。

こういう事例がないとなかなか「仕上がり」がイメージできませんよね。

ぜひ参考になればうれしいです。

なお、一部の壁にはKMEW「シャトレーブリックII」を採用しています。こちらもどうぞ。