こんにちは。
家を建てるとき「後日なんとかする」ということで放置してきた我が家の立水栓。
けっきょく、こんなみすぼらしい状態のまま2年半が経ってしまいました……。
そしてついに重い腰を上げ、立水栓をレンガでDIYして、こんな状態になりました!
本記事ではDYIで立水栓(水栓柱)をレンガにしたことについてまとめます。
もくじ
立水栓をレンガでDIYする手順
我が家の立水栓では、ホームセンターで売っている「ハーモナイズドブリック」を割って使いました。
最終的にはこんな感じに。
では、わたしが立水栓をレンガでDIYした過程を4つのパートに分けて紹介します。
レンガを割る
立水栓をレンガにする最初の工程はレンガを割ることです。
でも、もともとは「レンガを割る」なんて発想もなく、サイズ的に手頃で我が家の雰囲気に合うレンガを探していました。
我が家は白とダークブラウンの配色。
屋根をダークブラウンにしているので、その色味に合うレンガを探していました。
ホームセンターで昭光物産の「ハーモナイズドブリック」を見つけたときに「これだ」と思い、購入です。
でも、サイズが大きすぎて立水栓には使えない。そこで1つを4分割して使うという発想にいきつきました。
タガネをハンマーで叩いて割るという単純作業ですが、これがたいへん……。
通常のレンガよりはるかに固いので、失敗をしながらの作業です。
最終的には11個のレンガを割り、44個の小さいレンガを作りました(厳密には5個ぐらいは失敗したので15個ぐらい使った)。
失敗したものを含めても合計で2,500円程度なので、それでも安上がりだと思います。
なお、ハーモナイズドブリックを割る手順はこちらの記事で紹介しています。
モルタルでレンガを積む
レンガが用意できたら、いよいよモルタルを使って積む作業です。
モルタルを使わずに積んでみて、イメージとしてどうなるのかを見てみました。
なかなかいい感じじゃないですか!
ホームセンターで買ったセメント用のバケツとレンガ鏝を使ってモルタル+水を混ぜます。
モルタルは水を混ぜればいいだけのやつを買ってきました。
そして、レンガの上に載せて積む。
レンガとレンガの間にも積む。
けっきょくレンガ鏝は使わず、小さなスコップでモルタルを塗るはめに(使いにくかった)。
水平になることと、地面から直角になるように気をつけながら積んでいったのですが、これが盲点でした。
実は、レンガで作った「四角形」がじゃっかんいびつになっていることにぜんぜん気づかずに積んでしまったのです。
上の写真をよく見ると、下から2段目、3段目あたりの「四角形」が凹んでいるのがわかります……。
形のいびつさはともかく、蛇口のところまで積み終わりました。
モルタルの部分は歯ブラシですこし削り、へこませて凹凸を作りました。
蛇口周りをアレンジする
さて、この蛇口まわりが初心者のわたしには難関です。
そもそも、このままでは蛇口の根本がレンガに埋まってしまいます。
長さを測ってみると、4cmほど蛇口の根元を伸ばさないといけないようです。
ということで、ホームセンターに行ってお店の人に聞き、購入したのが持出ソケットというアイテムです。
4cmの持出ソケットは売っていなかったので、2cmのものを2つ繋いで使うことに。
ねじ式で、かんたんに取り付けられました。
持出ソケットのつなぎ目に「水漏れ」も起きなかったので、シールテープも不要でした。
どうでしょうか? 長さもぴったり!
水道の蛇口問題は解決したので、いよいよレンガをどうするかです。
割れたレンガを試しに置いてみると、あることに気がつきました。
蛇口が左に寄っていますよね? つまり、現在のみすぼらしい立水栓が斜めになっている?!
ということで、大きめの石をレンガの内側に詰め込んで、角度を調整することにしました(もちろん後日に、モルタルが乾いてからです)。
水栓の角度も、石のおかげでなんとか修正できたので、レンガの上にモルタルを載せます。
そして「いい具合のレンガ」を、割るのに失敗したレンガの残骸から見つけ出し……
四苦八苦しながら水道の蛇口まわりをモルタルで固めました!
はじめてにしてはうまくいったのでは……?
想像していたよりも「モルタル率」は高くなりましたが、満足です。
フタ部分を積む
そして、蛇口よりも高い部分にレンガを積んで「てっぺんをどうしようか?」というところまできました!
ホームセンターに昭光物産の「ハーモナイズドブリック」の2個分の大きさ(正方形)のレンガがあったのでそれを採用することに。
これで一応、完成です!
なお、水栓もゴールドでアンティークなものを新調しました。
レンガ立水栓をDIYして失敗したこと
実際にDIYでレンガ立水栓を作るときに「失敗したな」と思ったことが3つあるのでまとめます。
レンガをきれいに割れなかった
まず1つ目の失敗したことは、レンガをきれいに割れなかったことです。
通常の柔らかい材質のレンガなら問題なかったのですが、我が家で使った「ハーモナイズドブリック」は固いんです。
そのため、レンガがまっすぐに切れず、並べるときに苦戦しました。
なので、業者さんにお願いして切ってもらえばよかったかなと思っています。
上の画像は業者さんがブロックを切ってくれているところです。こんな回転ノコギリを使って切るんですね……。
レンガがうまく積めなかった
2つ目の失敗したことは、レンガをきれいに積めなかったことです。
水平に積むことと、地面から直角に立つことは意識していました。
でも四角形の「形」を考えておらず、完成したものを見るとボコボコしていますよね。
とくに下のほうは慣れておらず、ボコボコ感が強いです。
もちろん「これもDIYの醍醐味!」と、前向きにとらえることもできます(笑)。
レンガ積みは、想像していたよりも10倍ぐらい難しかったです。
レンガがモルタルで汚れた
3つ目の失敗したことは、レンガがモルタルで汚れたことです。
こちらの写真のように、軽くスポンジで汚れは落としていたのですが、これではぜんぜんダメでした。
乾いたときに見ると、こんなに真っ白に!
モルタルやコンクリートは「強アルカリ性」なので、「酸性」の液体をかけると中和して汚れが取れると聞いたのでやってみることに。
強力な酸性は怖いので、百均で売っている「クエン酸」を購入してきました。
これを布に染み込ませ、麻紐でしばりつけました。
10分ぐらいこのまま放置。
そして、スチールウールでゴシゴシとこすりました!
本気でやったところは、モルタルがまあまあ落ちました。
がんばってこすれば、モルタル汚れもきれいになりますが、たいへんです。
できることなら、レンガを積みながら、モルタルが乾く前にふきとっておきましょう。
まとめ
今回、自分で立水栓をDIYしてみて思ったことがあります。
それは「やっぱり職人さんはスゴイ!」ということです。
セメント(モルタル)の扱いや、形を作ることがこんなに難しいとは想像以上でした。
ということで、もし立水栓のレンガ化DIYをしたいと思っている人の参考になればうれしいです。
【PR】家づくりの第一歩はカタログ請求から♪
家づくりを考えたとき、まず取りかかるべきなのはカタログ請求です。
タウンライフリフォームなら、わずか3分で注文住宅の一括資料請求ができます。
一度に12社まで、無料でカタログを送ってもらえるので「理想の家」を建ててくれる建築会社に出会える可能性が高まりますよ!
ご感想もお待ちしております
もし記事を読んで「よかったよ!」のように思っていただけたらぜひ、お問い合わせページからご感想が聞けるとうれしいです。
ブログ運営のはげみになりますので。
あと、わたしが答えられるレベルの内容なら質問にもお答えします!
新築を考えているとき、だれかに相談したいと思うので、お力になればうれしいです。