こんにちは。
和風ではなく、西洋風(南欧風)の家にしたい人が悩むのは「どうすれば洋風っぽくなるのか?」だと思います。
わたしがポイントだと思っているのは、窓と屋根です。
本記事では、西洋風の瓦はどんなものかや、どのメーカーで買えるのかについてまとめます。
西洋風の瓦ってどんな形?
そもそも、西洋風の瓦とはどのような瓦でしょうか?
わたしがイメージするのは西洋の中でも南欧風の「まるっとした瓦」です。
瓦で作られる「山」が大きくて、まるで絵本の世界に出てくる家のよう。
実は西洋風の瓦と日本の「和瓦(J型)」は、かなりデザインが異なります。
和瓦(J型)はカーブがゆるく、平べったいデザインだったんですね。わたしも家を建てることになるまで気にしたことがありませんでした。
とくに、次のような「バレル(カナル)」と呼ばれる形の瓦は、わたしの中では一番「西洋(とくに南欧)」というイメージです。
よく見ると半円の瓦を交互に重ねているのがわかりますか? 次の図のような感じです。
わたしはこの「バレル型」の存在を建てた後に知りましたが、もし最初から知っていればこれにしていたと思います。
また次のような「S型」の瓦も洋瓦の基本です。
これは輸入した瓦なので、特に角度がきつい「S型瓦」だと思いますが。
このへんの情報については以下のページが参考になりました。
西洋風の瓦はどのメーカーで購入できる?
残念ながら、我が家で使っている鶴弥の瓦「スーパートライ110サンレイ」は生産終了になっています。
では、こういう西洋っぽい瓦はどのメーカーで購入できるのでしょうか?
我が家で採用したのは、鶴弥社の瓦「スーパートライ110サンレイ」です(厳密にはプレミアムカラーの「ブリティッシュブラウン」)。
ポイントなのは、単色の上に色を吹きつけていること。
点々で着色されたところがありますよね?
焦げ茶色の一色だけでなく、さらに濃いめの色を吹き付け、平坦じゃない色味になっています。
もっと拡大してみましょう。
こんな感じで「単調な色」ではないため、深みがあるように見えますよ。
鶴弥のこの洋瓦「スーパートライ110サンレイ」をオススメしたいのですが、現在は生産終了になっています。
問い合わせたところ、鶴弥では今後も洋瓦の生産をする予定はないそうです。
ではどこのメーカーにお願いすれば、洋瓦にできるのでしょうか?
洋瓦を生産しているメーカー(商品名)
以下のメーカーが生産しているそうです。
栄四郎瓦株式会社には、もっとすてきな洋瓦がありましたが生産終了になっていました。
もしかすると需要と供給の問題で、今後は本格的な洋瓦を生産する会社はどんどん減っていくかも。
洋瓦を輸入している会社
ほかにも、瓦を輸入しているところもありますよ。
我が家の屋根の写真
では最後に、我が家の屋根瓦を写真いっぱいで紹介します。
うちの瓦は、1つの瓦に2つの「山」がある「M型」の形をしています。
玄関を真上から見るとこんな感じ。
ちらっと見えているアプローチは、アンティコ・セッツを使っています。
右下に見えるタイルは平田タイルの「ピエドゥラ」で見えている植物はクラピアです。
実は、屋根の色を何色にするかは悩みました。
基本的には南欧スタイルが好きなのですが、オレンジはちょっと南欧南欧しすぎな気がしてやめました。
結果的には、このようなダークブラウン(こげ茶色)にしました。
壁をKMEW アートウォール仕上げ(ベルアート)で真っ白にしているので、濃い色の屋根とのコントラストが気に入っています。
やはりまるまるっとしたシルエットがかわいいですよね。
右奥に見えているエアコン室外機の屋根置き架台が目立つので自分で着色しています。
まとめ
今回は、我が家でも採用した洋瓦についてまとめました。
最近では瓦を使わない屋根も多いですが、西洋風の家にするならやはり洋瓦がかわいいと思いますよ。
なお、西洋風の窓にするポイントはこちらで紹介しています。
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