こんにちは。
「オシャレな西洋風(外国風)の家にしたい!」という夢、持っていませんか?
わたしは自分で家を建てる前からずっと思っていました。
でも、どうすれば西洋風の家になるのか、わかりませんでした。
そのポイントは「窓」だったのです(+屋根もポイント)。
本記事では、西洋風の家に見える窓について、窓の種類について紹介します。
「西洋風」という表現を使っていますが、南欧風(プロヴァンス風)と表現したほうが近いかもしれません。
もくじ
西洋風にしたいなら「引き違い窓」を避ける
「西洋風の家にしたいなら、どのようにすればいいのか?」に対する回答をまずはお伝えしましょう。
とにかく「引き違い窓」を避けてください!!
なぜ引き違い窓を避けるべきなのかについては、以下の画像(我が家の写真)で説明します。
我が家が西洋風の家に見えるのは、「窓」のデザインが貢献していると思います。
実は「引き違い窓」を使っていないのです。
では、引き違い窓を使ったらどのようになるのか、画像加工してみました。
突然「和風」になった気がしませんか?
「和風」というか、日本でよく見かけるような家に一気に変わった気がします。
そうなのです。よく見かけるこの「引き違い窓」を使うと、西洋の雰囲気から遠ざかるのです。
もし西洋風の家にしたいなら「引き違い窓」を全力で避けましょう!
西洋風の家に合う窓の種類は?
では西洋風の家に合う窓にはどのような種類があるのでしょうか?
ここでは先述した「引き違い窓」も含めて、メジャーな窓を5つ紹介します。
引き違い窓
まず紹介するのは、先述した「引き違い窓」です。
これは日本でよく見かける窓ですね。
2枚の窓があって、その両方を左右に動かせる窓です。
風の通りやすさを考えるなら効率のよい窓ですが、設置すると一気に外国風に見えなくなります。
西洋風の家にしたい場合は、引き違い窓をできるかぎり避けましょう!
縦すべり出し窓
そして2つ目に紹介する窓は、縦すべり出し窓です。
開けるときには窓を押し、こちらの写真のように開きます。
縦長い窓を導入すると、こちらの窓になることがほとんどです。
この窓は「外国風」の雰囲気を損なわないので、うまく活用しましょう。
縦すべり出し窓は、開けられる角度が決まっています。上の写真の角度が通常の開け方での全開になりますよ。
厳密には「お掃除用」として90度まで開けられますが、普段使いにはおすすめしません。風の強い日だと壊れてしまうかもしれないからです。
横すべり出し窓
そして3つ目に紹介する窓が横すべり出し窓です。
さきほどの「縦すべり出し窓」とは開く方向が違うだけで、こちらの写真のように開きます。
横に長い窓を導入すると、こちらの窓になることがほとんどです。
この窓も「西洋風」の雰囲気を損なわないので、うまく活用しましょう。
上の写真の角度が全開にしたもので、これ以上は開けられません。
横すべり出し窓には、雨が降っても中に入ってきにくいというメリットもありますよ。
上げ下げ窓
そして、4つ目に紹介する窓は「上げ下げ窓」です。
先述した「引き違い窓」は横に開きましたが、この「上げ下げ窓」は縦に窓を上げ下げすることで窓が開くタイプです。
写真で見たほうがわかりやすいですよね。
下側の窓を開けるために、窓を上に上げます。そうすることで、下半分が開くのです。
2連窓もオススメ
我が家では、この「上げ下げ窓」が2つ合体した「2連窓」も使っています。
上げ下げ窓は外国風の家にするなら、ぜひ取り入れてください。
すごくオシャレに見えるのでオススメですよ!
「格子入りガラス」もオススメ
格子入りガラスも西洋風の家に合います。
たとえば、YKK APのカタログを見てみると、次のように窓ガラスに格子を入れることができるんです。
「十字」になった格子が2枚のガラスの間に入っています。
我が家でもし、この格子入りガラスを採用したら……という画像を作ってみました。
こちらは2階の上げ下げ窓に「十字の格子」が入った窓。
もし格子を入れるとこんな感じになっていたんですね。
こちらは違うデザインの格子。
完全に好みだと思いますが、こういうのもオススメです。
FIX窓
5つ目に紹介するのはFIX窓です。
「FIX」とは「固定する」という意味で、開けられない窓のこと。
次の写真にある開いていない窓がFIX窓です。
つまり、光を取りたいけど開ける必要はない、開けたり閉めたりしたくない場所に使えます。
これも窓のサイズや縦横比によっては、西洋風の雰囲気を損ないませんよ。
我が家の窓の種類
では、我が家で採用した窓の種類を例として紹介します。
「これいいじゃん!」と思ったら、ぜひ参考にしていただけるとうれしいです。
我が家のすべての窓は「YKK AP」の商品です。
北側の窓
まずは我が家の北側の窓から紹介します。
北側の窓は、3つの「田」みたいな窓が印象的です。
このうち、2階の2つは「上げ下げ窓」の2連窓です(次の写真を参考)。
具体的にはYKK AP社の「APW 330」になります。
そして1階の「田」のような窓は、実は上げ下げ窓ではありません。
こちらのように、上の2つが横すべり出し窓、下の2つがFIX窓になっています。
「え? なんで上げ下げ窓にしなかったの?」というするどい疑問をもった方、すごいです。
本当はここも2階と同じ「上げ下げ窓」にしたかった……。
理由については、YKK APの「ジョイント窓」を「上げ下げ窓」の代用として使った話をご覧ください。
玄関の窓は、次のように超縦長の「縦すべり出し窓」にしました。
なお、この窓の黒っぽい枠については「装飾枠(窓モール)」をアクセントとして入れるをご覧ください。
南側の窓
今度は、我が家の南側の窓を紹介しましょう。
南側の窓は、よく見かける「引き違い窓」を使っています。
実は「引き違い窓」は西洋風に見えないので、本当は使いたくありませんでした。
それなのになぜ採用しているのかというと、1階の窓が引き違いの大きな窓だからです。
1階の窓は、ウッドデッキや庭に出るために頻繁に開けたり閉めたりします。そのため、ここは引き違いにする以外の選択肢がありませんでした。
そのため、1階の引き違い窓にそろえて2階の窓も引き違い窓にしたのです。
本当はイヤだったのですが、まぁ、裏庭側だからいいか……という妥協もあります。
あと、2階の右側の窓はリモコンで開けられる窓になっていますよ。
なぜならこの窓は吹き抜けにあって、窓を開けられないからです。
こちらが内側から見たところ。
とはいえ、めんどうなのであまり開閉することはありませんが……。
西側の窓
我が家の西側の窓を紹介します。
西側は縦すべり出し窓、横すべり出し窓、上げ下げ窓があります。
2階の窓は縦すべり出し窓です。
これはデザイン的に縦長にしたかったから必然的にそうなりました。上げ下げ窓でもよかったなぁと思いますが。
1階の左端は2つの横すべり出し窓。
左からお風呂、洗面所の窓です。外からの視線を気にしなくてもいいように高い位置につけ、横長い窓にしました。
そして、西側にあるメインの窓が「上げ下げ窓(2連窓)」です。
やはり、この「田」のようなデザインが好きです。
西側には勝手口のドアもあり、このドアも窓になっています。
東側の窓
最後に我が家の東側の窓です。
東側は縦すべり出し窓、横すべり出し窓、上げ下げ窓があります。
2階にあるのは横すべり出し窓です。この窓は屋根裏収納にある窓ですよ。
そして、寝室には上げ下げ窓。
トイレと玄関の窓は縦長の「縦すべり出し窓」です。
まとめ
今回は西洋風の家にするための窓選びについて紹介しました。
窓の選択には答えはありません。ゆえに、考え出すと沼にハマってしまうので注意が必要です(笑)。
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